教えて!こぶた先生

神戸市在住の30代です。0歳児の子育て中で産休を取っています。出産・子育ての体験談、神戸のグルメ情報を中心に載せています。他にもオススメ情報等をアップしていきます。お小遣いサイト【ポイントタウン】でマイルを貯めるのにハマっています。皆さんにも【ポイントタウン】の良さも紹介しています。【ポイ活】

『無痛分娩』は日本でたった7%!実際に無痛分娩で出産した私が語る体験談

皆さんこんにちは。こぶた先生です。

最近巷で話題になっている無痛分娩。イギリスのキャサリン王妃は、無痛分娩により出産から7時間でのスピード退院をされています。

ただ、無痛分娩には興味があるけど本当に痛くないの!?リスクは?と、不安の方が大きい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回からは無痛分娩で出産した私から、リアルな体験談をお伝えしようと思います。

 

f:id:nkskad:20190527135740j:plain

 

無痛分娩って?

厚生労働省によると、

無痛分娩は、麻酔によって陣痛の痛みを和らげ、分娩する方法。陣痛の痛みの緩和のため、一般的には、硬膜外麻酔を用いる。

硬膜外麻酔・・・
脊髄の近くの「硬膜外腔」に挿入するカテーテルを通じて麻酔薬を入れ、
痛みを緩和する方法。
無痛分娩以外にも、痛みが強いと予想される外科手術では、一般的に行われる。

とあります。

私は妊娠が分かった嬉しさの反面、痛みに対する不安が大きくナーバスになっていました。ある日、病院の掲示板に無痛分娩についての記載があったので、担当医に無痛分娩での出産を相談してみることにしました。

無痛分娩の割合

日本ではまだまだ無痛分娩が普及していません。帝王切開 20%に比べ、無痛分娩は7%程です。海外では無痛分娩での出産が進んでおり、国によっては70%程が無痛を選択しているようです。

私が通っていた産院は25%が無痛分娩にて出産しており、年間500名ほどの赤ちゃんが無痛分娩で生まれていました。

病院には無痛分娩対応可能な医師も3名おり、助産師さんへの教育もしっかりされている事、また院長先生は以前大きな病院で麻酔の勉強をされていたそうで、安心して任せられると感じました。

誰でも無痛分娩は出来るのか?

私が先生に言われていたのは、太りすぎたら無痛分娩は出来ない、でした。

20キロ以上太ってしまった場合は、無痛分娩は受けられないそうです。

他にも、出血しやすい人、感染徴候のある人、側弯症の手術をしている人は難しいとの事でした。妊娠36週前後の時点で無痛分娩が可能かどうか評価されます。

無痛分娩の申し込み

担当医に無痛分娩の相談をしてみました。先生からはよく起こる副作用として、低血圧、かゆみ、体温上昇、吐き気、またまれに起こる副作用として、頭痛、血管内に麻酔薬が入る、精髄くも膜下腔に局所麻酔薬が入る、硬膜外腔やくも膜下腔に血液の塊や膿が溜まる、がある事。そして無痛分娩は吸引分娩を使用する確率が高い事を聞かされ、同意書を渡されました。

ただ、副作用も必ず起こるものでは無いとの事でしたので、痛みが無く産めるならその方がいい!と思い旦那さんに相談すると、「産むのはキミだからやりたいように決めればいいよ。ただ、万が一の時はキミの命を優先するからね。」と言ってもらいました。

次の検診の時に、先生に無痛分娩の申込をしたのでした。

母からの反対

痛みなく出産が出来る♪とすっかり気持ちが楽になって過ごしていたある日、母に無痛分娩で産むよ~と伝えたところ、「無痛分娩ってトラブルとかリスクがあるんでしょ!?危ないからやめなさい!」と反対されました。

私はあまり知らなかったのですが、ニュースで無痛分娩による母子死亡事故や麻酔トラブルによる事故等が、ちらほらあったみたいです。「一生後悔する事になるかもしれないよ」と言われ、すごく悩みました。

旦那さんは妊娠をとても喜んでおり、生まれてくる我が子に会えるのをすごく楽しみにしていました。もし何かトラブルがあって最悪母子共に死亡・・・なんて事があったら旦那さんは生きていけないんじゃないかとも思いました。

私は、痛みは無いほうがいいよね~と安易に決めすぎてしまっているのか、障がいが残るリスクより、十数時間私が陣痛の痛みを我慢すればいいのでは、と。

その日から次回の検診までは、陣痛による痛みの不安と無痛分娩のリスクとの間で、悶々とした日を過ごしました。

母と妊婦検診へ

前回担当医から無痛分娩について話を聞いた時には納得できたけど、いざ母から反対されると上手く説明が出来なかったので、直接先生に話をしてもらいたくて母と一緒に検診に行きました。

先生からは、「無痛分娩の麻酔は点滴を打つのと同じくらい簡単」「普通分娩よりも外科的要素があるのでそういう意味でのリスクは上がるが、帝王切開よりはリスクは低い」「ニュースになっている事故は通常でも起こりえた事故かもしれないが、無痛分娩だったために無痛分娩の事故とされている場合がある」との事でした。

これらの話を聞いて母は納得したようで、私は無事無痛分娩での出産ができたのでした。

ちなみに先生からは、私の出産を心待ちにしているご家族全員が納得できないのであれば、無痛分娩での出産はやめた方がいいと言われました。無痛分娩に懸念がある人は、出産中の待っている間が心配でたまらないからだそうです。

まとめ

無痛分娩で出産された方は、周りにもあまりいないと思います。

興味がある方は、病院の体制や実績等の説明をに聞いてみましょう。本人、ご家族が納得できる出産方法が決まるといいですね。

次回は、実際無痛分娩をした当日の流れを紹介しますね。

 

nkskad.hatenablog.com